30万円・・・

  • 山本びんです。
  • 2018/09/24 (Mon) 12:31:22
昭和30年だったと思う。一戸建ての家は今では基礎コンクリがあたりまえですが、当時は要所に束石、上下水道もなし。台所には板とブリキで作った流し台だけ。その横にカメ石。水は道路向かいにある共用の水道から。壁にはコンセントなどは無し。部屋の真ん中にぶら下がった裸電球が1個。電気の配線は碍子を使った並行線。部屋の間仕切りはフスマか障子。床は台所と居間のみが板で、あとはタタミ敷き。2階は6畳2部屋、1階は8畳の座敷が2間。窓は一重のガラス戸。風が強いとこれがガタガタとうるさい。暖房は居間に1個の薪ストーブ。電気製品はラジオだけ1台。いわば画に書いたような安普請。兄弟は5人で、いま生きているのは私とすぐ上の姉だけ。

これが富良野市山部の山麓にある石ころだらけの田畑を売り払い、離農して登別に建てた家の、オヤジが建てた精一杯の家です。だから今の様な全てが揃って家全体が暖かい、戸建ての常識にはあてはまらないのです。
ガラケイジョシさんが優しくフォローしてくれましたが、本当に記憶違いなどではなく、30万円で建った家なのかもしれません。

ちなみに山部の百姓をしていた時の家は、居間にたった1個の裸電球、あとの部屋にはランプが1個づつ。あとは言わずもながです。ランプの黒いススのホヤ磨きは小さな子供の手が必要で、もちろんアタシの仕事でした。その頃を思い出すとナミダもんで・・・ こんな話はこの欄には相応しくないので、いつか別の機会に。

Re: 30万円・・・

  • ととにーちゃん
  • 2018/09/24 (Mon) 19:00:46
なつかしい昔話、おもしろいです。うちのかーちゃんから聞いた話と、ほぼ同じです。近所の共同水道から毎日、水くみをして、家電製品はテレビはおろか、洗濯機すら無く、洗濯は洗濯板で手もみ洗いだったそうです。多分その頃は冷蔵庫も無かったはずです。ラジオくらいはあったと思います。館長さんの話は、まさに、うちのかーちゃんの50年前の生活と同じです。昔、そんな時代があったんですねぇ。今のデジタル世代の若い人たちには、想像もつかない世界でしょう〜!(笑)

こんどお会いした時は、もっと聞かせてください。その面白い?昔の生活ぶりを(笑)
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